前編 母の84歳の誕生日祝いに行ったら、助けを求められた日

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前編。母の84歳の誕生日に、果物を持って実家へ向かった日の話です

こんにちは。
ブラック企業に務めながら
ダブルワークをしていて、
むかし懐かしいファミコン
(FC)がしたくても、
なかなか時間が取れない
元FCゲーマーのナカジです。
50代半ばのおっさんです。

今日は、母の84歳の誕生日に実家へ
行った日のことを書きます。

最初は、ささやかでも
何か喜んでもらえたらと思って、
会社帰りに誕生日プレゼントを買って向かいました。
でもその日は、
ただ「お祝いを届けに行った日」では
終わりませんでした。


母の84歳の誕生日に、果物を持って実家へ向かった

この日は母の84歳の誕生日でした。

会社が終わってから電話をしてみると、
午前中から出かけていて、
私が実家に着く頃には戻っているとのこと。
それならちょうどいいと思い、
会社帰りにプレゼントを買って向かいました。

母は、花より団子派です。


甘い物も好きですが、特に果物が大好きです。

だから今回は、普段あまり
食べないような物も少し入れてみようと思い、

・パイナップル丸ごと1個
・キウイフルーツ3個
・伊予柑3個
・不知火4個
・干し芋1袋

を選んで持って行きました。

喜んでくれるかな。
そんなことを思いながら、実家へ向かいました。


今は両親と一緒に暮らしていないからこそ、その日の時間が貴重だった

今、私は両親と同居していません。

両親は今、弟夫婦と一緒に暮らしています。
だから私は、
毎日のように会えるわけではありません。

しかも今、両親と弟夫婦が暮らしている家は、
もともと私が建てた家です。


でも、住宅ローンが払えなくなって
手放した家でもあります。

両親には思い入れがあり、
何とかあの家に住めないかと友人にも力を借りて、
今の形に落ち着きました。
本当なら、長男の私がそばで
面倒を見られたらよかったのかもしれません。

でも現実はそうなっていません。
一緒に住めない申し訳なさは、
今も心のどこかにあります。

だからこそ、
この日こうして実家に行ける時間そのものが、
私にとっては貴重でした。


花より団子。母の好きなものを考えて選んだプレゼント

母は昔から、花より団子です。

きれいな花もいいけれど、それより
「食べてうれしいもの」の方が母らしい。
そう思って、今回は果物を中心にしました。

普段よく食べる物だけではなく、
少し気分が上がるような物も混ぜました。
誕生日だから、いつもより少しだけ
特別感を出したかったからです。

プレゼントを選びながら、
こういう時間も親孝行のひとつなのかもしれないと思いました。


家に入るなり、「マッサージしてほしい」と言われた

実家に着いて家に入ると、母は開口一番こう言いました。

「坐骨神経痛が悪化してしまって、歩くのが困難だった」
「だからマッサージしてほしい」

聞くと、朝からずっとそんな状態だったそうです。
私が行くまで、痛みに耐えていたとのことでした。

私は最初、果物を渡して
「おめでとう」と言って、
少し話をして帰るくらいのつもりでした。
でも、家に入ってすぐに出てきたのは
誕生日の話ではなく、
「助けてほしい」でした。

お祝いに来たつもりだったのに、
母はそれどころではなかったのです。


父の通院付き添いで、母も妹も限界だった

その日、母が朝から外出していたのは、
父の大学病院への通院の付き添いでした。

父も84歳で、急性腰痛になっていて、
杖がないと歩けない状態。
運転は妹がしてくれたそうです。

でも妹も、難病の膠原病を抱えていて、
仕事ができず自宅療養中です。
体調の良い時に、
両親の運転手もしてくれているそうでした。

しかもその日は、病院がいつも以上に混んでいて、
立体駐車場に入るのにも渋滞。
診察もかなり待たされたそうです。

父もつらい。
母もつらい。
妹も無理をしている。

その話を聞いただけで、
みんな限界の中で動いていた一日だったのだと分かりました。


買い物どころではないほど、母の坐骨神経痛は悪化していた

本当はその日、通院のついでに
買い物もする予定だったそうです。

母の好きな果物や、
家の食材などを買って帰るつもりだったとのこと。
気分転換に楽しみにしていたようです。
でも、あまりにも腰から足にかけて痛みとしびれが強くて、
買い物どころではなかったそうです。

病院の待合室でも、座っているのがつらい。
歩くのもつらい。
お尻から足先にかけて、
ずっと痛みが続いていたと聞きました。

それでも父の付き添いをして、
何とか家まで帰ってきた。
あまり「痛い」と口にするような母ではないですが、
そこまで我慢していたのだと思うと、
よほどきつかったのだと思います。


30分のマッサージで、母が「歩ける」と言った

なぜ母が私にマッサージを頼んだかというと、
私は20代後半の頃、
マッサージ師になろうとして
修行をしたことがあるからです。

修行はかなり厳しく、
結局は自分の体がもたずに1年で辞めて帰ってきました。
でも、その時に身につけたことは、
今でも体に残っています。

母にはソファーに横になってもらい、
痛い場所を聞きながら、
腰から足を中心に30分ほどマッサージしました。
年齢も年齢なので、強くはやりません。
やさしくほぐしながら、
お尻の坐骨神経の通るあたりだけは少し強めにやる。
これは昔、師匠に教わったやり方です。

やっている最中、私はふと
「お母さん、小さくなったな」
と感じました。

昔は大きく見えた母の体が、
小さく、細くなっていました。
少し切ない気持ちにもなりました。

でも、マッサージが終わって母が立ち上がり、
家の中を歩き、しゃがんだり椅子に座ったりしながら、

「痛くないし、歩ける!」

と笑った時、こちらまでほっとしました。

父も妹も
「わぁ、よかったね」
と言ってくれて、家の空気が少し明るくなりました。


会える回数が少ない中で、手を差し伸べられたありがたさ

今は両親と一緒に住んでいません。
だから、毎日のように何か
してあげられるわけではありません。

本当なら、もっと近くで支えられたらと
思うこともあります。
長男なのに、という気持ちが消えることもありません。

それでも、
この日たまたま母の誕生日に行くことができて、
しかもその場で手を差し伸べることができました。

会える回数が少ないからこそ、
あの日あの時間にそこにいられたことは、
私にとってとても大きなことでした。

偶然だったのかもしれません。
でも私には、
ありがたい巡り合わせのようにも感じました。


プレゼントも喜ばれ、思いがけず親孝行できた日になった

マッサージのあと、
持って行った果物もとても喜んでくれました。

しかも母は、
「買い物の途中で果物も買いたかった」
と思っていたそうで、
なおさらうれしかったようです。

さらに、マッサージ代だと言って
3000円までくれました。
もちろん誕生日祝いに来たのだから
受け取れないと言いましたが、
どうしてもと言うので受け取りました。

父からは手作りパンのお土産ももらいました。

お祝いに行ったはずなのに、
こちらがたくさん受け取って
帰ることになりました。
でもそこには、お金や物だけではなく、
家族の「助かった」「うれしかった」が
込められていたように思います。

私としては
仕事で疲れていた日でした。
正直、体もしんどかったです。

それでも、昨日は心がほっこりしました。
一緒に住めなくて申し訳ない思いがあるからこそ、
こうして少しでも親孝行できたことが、
本当にうれしかったです。


まとめ

母の84歳の誕生日に、
果物を持って実家へ行った日。
その日は、ただのお祝いの日ではなく、
母から助けを求められ、
私が手を差し伸べる日になりました。

一緒に住んでいないからこそ、
できることは限られています。
それでも、あの日あの場所で、
少しでも力になれたことは、
私にとって大きな出来事でした。

プレゼントを渡せたこともうれしかった。
でもそれ以上に、母が「歩ける」と
笑ってくれたことが、何よりうれしかったです。

親孝行は、大きなことじゃなくてもいいのかもしれません。
その時できることを、ちゃんとやる。
昨日はそれができた日でした。


▶ 後編はこちら
20代後半の修行が、84歳の母を助けた日につながった理由https://ojinblog050.xyz/%e5%be%8c%e7%b7%a8%e3%80%8020%e4%bb%a3%e5%be%8c%e5%8d%8a%e3%81%ae%e4%bf%ae%e8%a1%8c%e3%81%8c%e3%80%8184%e6%ad%b3%e3%81%ae%e6%af%8d%e3%82%92%e5%8a%a9%e3%81%91%e3%81%9f%e6%97%a5%e3%81%ab%e3%81%a4/

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